淫らな罠に・・完
「お・・お義父さん」
ある日の日曜の午後、夕食を終えて後片付けをしていると、背後に源次郎が立っていた。
そして伸ばした腕は加奈子の尻にまわっていた。
(な、なんてことを・・・)
ワナワナと唇が震えはじめる。
尻たぶを手のひらが包み込むようにぐいっと握られてもまれる。
指の先端が尻肉に食いこみ、アナルを刺激する。
「や、やめてください」
加奈子は顔を後ろによじって背後の源次郎に小声で囁く。
「だって、約束したじゃろ。ワシの奴隷だと・・・」
源次郎はそう言うと指先を尻たぶの膨らみを大きくぎゅっと揉みあげ、ギュギュと円を描くように揉みはじめる。
次第にスカートの中のパンティの生地は尻の谷間に食込み、淫部の割れ目にもグイグイと食込んで刺激する。
「ひっ・・駄目」
ジャーっと洗い物をしている水の音がかき消しているが、対面式キッチンの向こうにあるソファでくつろいでテレビを見ている夫に聞こえているのではないかと、加奈子は生きた心地がしなかった。
「これからがお楽しみだろう。我慢できないんじゃないのか」
源次郎が小さい声で答えた。
(な、なんて鬼畜な・・・)
唇を歪めた卑猥な表情を浮かべている源次郎を目の端で捉えて加奈子はおののく。
源次郎は下半身を密着させ、さらに尻の谷間に指を食いこませ、さらに深く曲げぐいぐいと突き進み前にある淫部へと這い進んでゆく。
源次郎の片脚が加奈子の両脚に割ってはいり脚を無理矢理開かれてしまう。その開いた太腿の付け根を押しひろげ、源次郎の指が忍びこんでくる。
夫が目の前にいる。声をあげてはいけない。その恐怖が神経を敏感にさせ、源次郎の指の動きを確実にはっきりと認識させる。
(はぐぅ・・・だ・・駄目)
加奈子は自分の人差し指をくいっと曲げて指の腹で唇を塞いで喘ぎ声を漏れまいと必死だった。
しかし、抱きかかえられるように前から手を伸ばされてスカートの上から淫部あたりを円を描くように蠢く指が、
ビンビンに膨れあがっている肉芽にときおり触れる度に感電したような快感の疼きに襲われて身体がわななき、何度も声を漏らしそうになる
(い、いやァァァ)
加奈子はこれでさらに肉芽を責めたてられたら、もうとても声をこらえられそうにない。
そうなったときが頭をよぎってクラクラっとめまいに襲われる。
「どうじゃ感じるか?」
源次郎が耳もとで囁く。加奈子は弱々しく軽くうなずいた。
恥汁がユルユルと溢れ出した感じを指でつかみ加奈子が感じていることに気付く。
「もう乳首もビンビンに勃起しておるな」
そう囁やくと、手で乳房を鷲づかみにする。乳房全体を揉みながら
次第に乳首を中心にギュギュッと摘むような刺激を与えて狂おしいほどの快感が加奈子を襲ってくる。
(ひぃ、ああぁ 駄目ッ。)
狂うほどにもどかしい甘い疼きをかきたてられてひとりでに腰が淫らに反応する。
「おおい 加奈子 あとで珈琲を入れて欲しいな」
「は・・はい わかったわ」
身体が蕩けてしまいそうな瞬間、夫がテレビのほうを向きながら声をかけてくる。
うわずってしまいそうな声を必死で声を抑えて返事をする。
「ほら、洗い物を続けて・・」
源次郎が背後から囁いて指示する。
実際、洗い物をする音を立てることで軽く漏れる喘ぎ声がかき消されていた。
既に淫部から溢れ出す恥汁はパンティをグショグショに濡らしていた。
加奈子は喘ぎ声を堪える度に小鼻が膨れ、そこから荒い息がもれている。
そんな必死で耐えている加奈子をさらに辱めようと源次郎はスルスルっとスカートの中に手を伸ばして加奈子の淫部を覆っていたパンティを下にずらし足元から抜き取ってしまった。
「もうグショグショじゃな 加奈子さん。」
源次郎はジュッと濡れているパンティを手で握り締めながら囁く。
そしてそのまま自分の浴衣のたもとに忍び込ませる。
責めを再開した源次郎はスカートをまくりあげると、無防備にさらされている割れ目に指をあて、少し上下に撫でると、たっぷりと濡れている割れ目にヌルッと押し入る。
(ひっ!ああ、そんなことされたら・・・)
身ぶるいするような快感の疼きが脳天を突き抜ける。めくるめく快感に全身が蕩ける。
源次郎は指を2本挿入すると抽送を繰りかえした。
「はんッ、あはんッ、ああッ……」
加奈子は小さくしかし、せつなげな声を洩らして弱々しくかぶりを振る。
怯えながらも、感じまくっている自分の身体がうらめしく感じられる。
そのまま、軽く絶頂を迎えてしまう・・・。
それから、何度も痴態行為を繰り返し、加奈子の秘められていた官能は完全に開花されいった・・・。
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数年後、
「父さん 元気か」
「ええ 元気よ」
夫の信男が会社に出掛ける前に心配そうに聞くが加奈子は明るくこたえる。
半年ほど前に、家にいるときに突然、倒れた源次郎は命は取りとめたものの、下半身が動かすことが出来ず、話すこともままならなかった。
夫が出掛けた後、加奈子は後片付けを済ますと、奥にある源次郎が寝ている部屋へと向かう。
「さぁ お義父さん 起きてください」
加奈子はそういいながら、
源次郎の布団をまくると、浴衣を開いてぎゅっと源次郎の太い肉棒を掴む。
そして、口に含むとジュパジュパと音を立てて肉棒をシゴく、
すると源次郎の肉棒はみるみるうちに隆々と勃起し、身体は不自由だったが肉棒は衰えていなかった。
(あああああ か・・なこ?!)
言葉にならない声を発しながら、身体が動かず布団に横になっている源次郎は加奈子のなすがままだった。
十分に勃起した肉棒の上にまたがると加奈子は腰を降ろし、深々と淫部に突き刺す。
「あぁあぁぁっ 気持ちいい・・」
加奈子は全身の力を抜いて快感に全身を震わせる。
そしてみずから、腰を動かして抽送を開始する。
「ふふふ お義父さん あなたはもう私専用のバイブなのよ。
勃起し続ける限り面倒をみてあげるから・・・。」
加奈子は源次郎の耳元でそっと囁くのだった。
【完】