忘れられない身体・・2
先々週からも何度か訪れる疼きを我慢していた。
今は、仕事で忙しくて頑張ってくれている夫に対して
裏切ってような思いはしたくなかった。
夫が落ち着いてから、また抱いてくれるのを待とうと決めていた。
疼く時もあったが、夫を支えるという気持ちで乗り切っていた。
今日も、出張にでかける夫を送っていったばかりだった。
その日の午後
ガシャンっ
「イタっ」
「あっ ごめんなさいっ」
ある日、買い物をしてマンションに上がって、角を曲がったところで
いきなり走ってきた男の子とぶつかって、尻もちをつかせてしまう。
「僕 大丈夫?」
ぶつかった子供を見ると、隣の家の子供だった。
たまに同じ階ですれ違うときに、コクンと挨拶してくれる礼儀正しい子だった。
確か、名門私立小学校に通っていて6年生で、学年1,2位だということを
隣の奥さんが、ゴミ捨て場で立ち話しているのを聞いたことあった。
「ちょっと、イタイです。。」
痛そうに顔をしかめながら、足首をさすっていた。
「痛いの? ご両親はいらっしゃる?」
「いえ。。今週は学会で海外に二人とも・・」
「えっ海外に・・。どう・病院に行く?」
景子は動揺した。
あたりを見回すが、当然誰もいなかった。。。
「い。。いえ。。大丈夫です。
でも、夜、塾に行かないといけないんです。」
「じゃあ・・おばさんの家でちょっと休んでいって お名前は?」
「雅也です」
「そう 雅也くん 立てる? おばさんの家は貴方の家の隣だからすぐよ」
景子は痛そうにしている雅也の腕を抱えるように立たせると、
少し片足をひきずって立ち上がりながら雅也が言った。
「知ってますよ」
「えっ?」
「おばさんは綺麗だから・・・」
(え・・・・・)
景子はキュンと心が鳴った気がした。
久しぶりにこんな気持ちを感じて顔が少し赤くなる。
「おばさん いい匂いしますね」
「あ・・ありがとう。でも大人をからかっちゃダメよ」
そう最近、香水を変えていた。
夫には気づいてもらえなかったが、雅也は褒めてくれたことに
景子はまたドキドキした。
(バカ・・・お世辞よ)
景子は、子供の他愛もない冗談だと決めつけようとして
心を落ち着かせて、十メートル先の自分たちの部屋まで連れていった。
部屋に入り、リビングのソファに座らせると、靴下を脱がして足首をみると
少し赤くなっていた。
「ちょっと待ってね 湿布をとってくるから」
暖かい湿ったタオルで足を拭いてやると、赤くなった部分に
湿布を貼ってやる。
話を聞くと、今からコンビニで晩御飯を買って、食べてから
塾に行く予定だったということだった。
「ちょうど、今日おばさんも一人だから、カレーだけど
食べて行く?」
「え。いいんですか。ありがとうございます」
雅也は嬉しそうに、笑顔を見せた。
・・・・
(ん?!・・・ここはどこ?)
景子はモヤがかかったようなだるく重い頭を振り払って
目を開けると、身体が動かなかった。。
徐々に意識がはっきりしてくると、自分が
リビングのソファの上にいるのがわかった。
「ふぁぐぅ?」
声を出そうとするが声にならなかった。
口に何かを咥えさせれていた。。
意識を落ち着いてくるにつれ、自分の状態が信じられなかった。
ソファの上で、蛙のように両足を開いた状態で縛られ、
そして手は頭の後ろで縛られていた。。
「あ・・やっと起きたね おばさん」
背後から、雅也の声が聞こえてきた。
パニックになりそうになったが、景子はなぜこうなったか思い出していた。
そう、さっき、雅也と一緒にカレーを食べていたはずだった。。
ちらっとリビングのテーブルを見ると、カレーがたべかけのまま置いてあった。
(食べて・・・それから・・・)
それからの記憶が全くなかった。
「おばさん 寝ている姿も本当に綺麗でしたよ
今日は白いレースの下着で清楚なおばさんらしい」
前にまわってきた雅也は目の前に置いてある椅子に座った。
その位置からだと、大きく開かれた景子の脚の奥にあるパンティが丸見えになる。
「ふぁぎぐぐぁい」
(やめてっ 何をしてるの!)
景子は身体をゆすってなんとか、雅也の視線からずらそうとするが
ビクともしなった。。
お気に入りの下着だったが、夫以外に絶対、見られてたくないので
必死に抵抗しようとするが、どうしようもなかった。
「おばさん あまり動くと危ないですよ。」
目の前の少年は冷静に景子の破廉恥な姿を眺めていた。
優等生さながらの視線。。。
見下すような
(だめっ・・見ないで・・・恥ずかしい)
冷静に見られているほうが余計に恥ずかしい。。。
羞恥心を感じて身体が熱くなり始める。。
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