淫らな賭け事・・10
(明日でちょうど1カ月か・・・)
宗雄は、手帳についている○印を見つめながら、
ほっとした想いでいた。
あれから、哲郎からの連絡はない。
はじめのころは、貴子の様子を気にするも、特に怪しい様子もなく
いつも通り優しい笑顔で迎えてくれる貴子だったので、いつしか気にすることもなくなった。。
(今日はひさしぶりにケーキでも買って帰ってやろうか)
そう思っていた矢先に、貴子からのメールが入った。
—————————————–
お疲れ様
—————————————–
宗雄さん お疲れ様。
ごめんなさい。
今日は、大学時代の友達の寛子さんと
食事をしてきますので、少し遅くなります。
夕食は外食でお願いします。
貴子
—————————————-
(めずらしいな。貴子が同級生と出かけるなんて)
宗雄は少し不安な想いを感じたが、すぐに仕事の電話が入り、
終わったころにはそんな想いは消えていた。
(貴子もいつも家にいてばっかりでは、退屈だろう
たまには羽をのばさせてやろう)
仕事が終わり、会社近くの定食屋で夕食を済ませて
夜9時30分過ぎに帰宅したが、まだ貴子は帰ってなかった。
少し心配になったが、心配しすぎると貴子が羽をのばせないと思い、
風呂を沸かし、テレビを見ながら1人、晩酌をはじめた。
10時過ぎになり、貴子からメールが入る。
—————————————–
ごめんなさい
—————————————–
宗雄さん
遅くなってごめんなさい
今から帰ります
寛子さんを送ってから帰りますので
11時過ぎになります。
先に寝てください。
貴子
—————————————-
ビールグラスを片手にメールを読むと
安堵するかのようにふーぅと溜息をつく。
(そうか。久しぶりに会ったから話が弾んだんだな。
リラックスできたことだろうな)
そして、11時過ぎに、貴子が帰ってきた。
玄関で迎えた貴子は、少し酒の匂いがした。
「あ・・あなた 今日はごめんなさい
こんなに遅くなってしまって・・・」
貴子は、節目がちに宗雄に詫びる。
「いいんだよ。今日は楽しかったんだろ?」
「え・・ええ・・楽しかったわ」
「なら 良かったじゃないか。
貴子もずっと家にいてばっかりじゃ、老けていって
しまうからな」
と冗談まじりに、貴子に返すが、貴子は申し訳なさそうな
笑みを少し浮かべるだけだった。
その夜。
宗雄は、貴子の身体を求めた。
しかし、
「ごめんなさい。
今日は駄目なの。調子が良くなくて。ごめんなさい。あなた・・」
と、拒絶されてしまった。
今まで、覚えている限り、貴子に断られたことがなかったので、宗雄はショックを受けたが、
飲み過ぎたんだろうと自分を納得させると、そのままベッドに眠りについた。
宗雄は、手帳についている○印を見つめながら、
ほっとした想いでいた。
あれから、哲郎からの連絡はない。
はじめのころは、貴子の様子を気にするも、特に怪しい様子もなく
いつも通り優しい笑顔で迎えてくれる貴子だったので、いつしか気にすることもなくなった。。
(今日はひさしぶりにケーキでも買って帰ってやろうか)
そう思っていた矢先に、貴子からのメールが入った。
—————————————–
お疲れ様
—————————————–
宗雄さん お疲れ様。
ごめんなさい。
今日は、大学時代の友達の寛子さんと
食事をしてきますので、少し遅くなります。
夕食は外食でお願いします。
貴子
—————————————-
(めずらしいな。貴子が同級生と出かけるなんて)
宗雄は少し不安な想いを感じたが、すぐに仕事の電話が入り、
終わったころにはそんな想いは消えていた。
(貴子もいつも家にいてばっかりでは、退屈だろう
たまには羽をのばさせてやろう)
仕事が終わり、会社近くの定食屋で夕食を済ませて
夜9時30分過ぎに帰宅したが、まだ貴子は帰ってなかった。
少し心配になったが、心配しすぎると貴子が羽をのばせないと思い、
風呂を沸かし、テレビを見ながら1人、晩酌をはじめた。
10時過ぎになり、貴子からメールが入る。
—————————————–
ごめんなさい
—————————————–
宗雄さん
遅くなってごめんなさい
今から帰ります
寛子さんを送ってから帰りますので
11時過ぎになります。
先に寝てください。
貴子
—————————————-
ビールグラスを片手にメールを読むと
安堵するかのようにふーぅと溜息をつく。
(そうか。久しぶりに会ったから話が弾んだんだな。
リラックスできたことだろうな)
そして、11時過ぎに、貴子が帰ってきた。
玄関で迎えた貴子は、少し酒の匂いがした。
「あ・・あなた 今日はごめんなさい
こんなに遅くなってしまって・・・」
貴子は、節目がちに宗雄に詫びる。
「いいんだよ。今日は楽しかったんだろ?」
「え・・ええ・・楽しかったわ」
「なら 良かったじゃないか。
貴子もずっと家にいてばっかりじゃ、老けていって
しまうからな」
と冗談まじりに、貴子に返すが、貴子は申し訳なさそうな
笑みを少し浮かべるだけだった。
その夜。
宗雄は、貴子の身体を求めた。
しかし、
「ごめんなさい。
今日は駄目なの。調子が良くなくて。ごめんなさい。あなた・・」
と、拒絶されてしまった。
今まで、覚えている限り、貴子に断られたことがなかったので、宗雄はショックを受けたが、
飲み過ぎたんだろうと自分を納得させると、そのままベッドに眠りについた。
- 関連記事